1月27日高浜原発地域協議会への要請報告 
 原発30キロ圏内自治体要請行動 

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全交・関電前プロジェクトのスタッフの判田です。
1月27日京都府7市町への要請行動の報告文です。
あかんでん通信39号に載せる原稿です。

 1月27日全交・関電前プロジェクト6名で、2班に分かれて高浜原発にかかわる
地域協議会に参加する京都の7つの自治体(舞鶴市、宮津市、伊根町、綾部市、
南丹市、京丹波町、福知山市)に「高浜原発の稼働に反対して。」と要請行動を
行いました。2月中旬に大阪高裁で昨年3月に出された大津地裁の抗告審の判断が
出されます。仮処分決定が覆された場合、関西電力が高浜3号機4号機を動かすと
いう緊迫した情勢です。地域協議会で首長たちが「関電は安全性について説明責
任を果たしてない。稼働はだめだ」の声を上げるよう働きかけるのが今回の要請
の目的です。過酷事故にはだれも責任をとれないこと、国は信頼できないこと、
避難は無理と資料と写真で説得してゆきました。
 それぞれの町の総務課、防災課、危機管理の担当者が応対してくれました。5
つの町では1時間にわたって協議の時間をとれました。時間が取れなかった伊根
町、舞鶴市、福知山市も後日文書で回答することを約束してくれました。
 全体として「山田知事が安全性について突っ込んでいる」「国と関電に説明責
任を果たしてもらう。」という回答で、「稼働に同意できない。」との回答は得
ることはできませんでした。「脱原発」を掲げるところも「代替エネルギーがで
きるまで原発は必要。」「国の政策に物言えない。」と、国のエネルギー政策を
前提にしてしまい、住民の命を最優先する姿勢に欠けていると感じました。宮津
市の担当者は「奥歯に物の挟まったような気分です。」と語りました。反対の気
持ちを率直に表明出来ないそれぞれの担当者の苦悩も見えました。地域協議会の
様子見で、山田知事まかせ、主体的な判断を示さないところがほとんどでした。
 唯一、京丹波町は「双葉町の友好町で、双葉町の被害に心を痛めている。」と
語り、「高浜1号機2号機は容認できないという山田知事の考えに同じです」「新
潟県知事の考えに同感。」と踏み込んで回答してくれました。
 福島事故の実態を伝えていくことの重要性を、再認識させられました。引き続
き地域協議会に市民の要望を粘り強くぶつけていくこと、次回は地元で反原発の
闘いを進めている市民の方にも参加してもらい、自治体を動かしていきたいと思
います。
 大阪高裁の判断が出される前後で、大阪市役所前で宣伝行動を行い、「大阪市
の吉村市長は、高浜原発3号機4号機の再稼働を許すのか否かのこの重要局面で、
高浜原発の稼働に反対を表明せよ。」と圧力をかけていきたいと考えています。
高浜原発を動かさないために行動を強めていきましょう。
 
 
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